タグボートの作業の流れについて

こんにちは!船太郎です。毎日暑くて嫌になってしまいますね〜 なんか毎年どんどん暑くなっているイメージです。笑 船乗りも一応、屋外での仕事なのでやっぱり暑いのはつらいです。まあ寒いのも嫌いなのですが、、笑笑

という話は置いておいて、ここでは前回の記事で書いたハーバータグボートの船員の作業内容を書いていきたいと思います。港によって少し変わってくると思うのでそこはご了承下さい🙇

また下では多少詳しく書きますが、多少文面が長くなってしまうので簡単に説明します。

 

大型船の入港  タグボートパイロットを大型船に乗船させて、パイロットの指示を受けながら、タグボートで押し引きしながら入港させる。

大型船の出航  タグボートパイロットを大型船に乗船させて、パイロットの指示を受けながら、タグボートで押し引きしながら出航させる。

これだけです!!!笑 基本的に上記の事を詳しく書くだけなので、ここから先は興味のある方だけご覧ください!笑

 

大型船入港作業の流れ

ここでは一般的な大型船の入港作業がある日の流れを書いて行きます。

発電機、主機の始動並びにその他の準備に関しては、次の機会に書いて行きます。ここではタグ作業の流れだけを書いていきます。

⓵ 水先案内人(パイロット)がタグボートに乗船。

タグボート出航して、沖で待っている大型船に横付けをして、パイロットが大型船に乗船。

パイロットが乗船したらタグボートが大型船の前を走り、岸壁近くまでエスコートをする。

⓸ 岸壁近くまで来たら、Uターンをして大型船に近づきパイロットから指示された場所から、タグラインと呼ばれる船を引っ張る為のロープを取る。

⓹ トランシーバーを使いパイロットから指示された通りに大型船を引っ張ったり、押したりする。(押し引きの方向や強さに関しても細かい指示が入る)

⓺ 岸壁にほぼ着いたらタグボートで真横から大型船を押し付けて、大型船がロープをとって着岸が完了する。

⓻ 最初に取ったタグラインを外してもらい回収する。

パイロットが大型船からタグボートに帰ってくる。

タグボートの基地に帰っていき、パイロットが下船して作業終了。

大体はこのような流れです。シチュエーションとしてはタグボートを1隻だけを使うパターンで書きましたが、タグボートを複数使う際は、パイロットの乗下船をしないタグボートが出てくるだけで、作業の流れ自体は変わらないです。

作業自体は船のサイズや気象海象によっても違いますが、大体短くて1時間半、長くて4時間くらいなイメージです。

大型船出航作業の流れ

次に出航作業の流れです。先程の入港作業の逆の事をするだけなのですが一応書いていきます。

パイロットがタグボートに乗船。

タグボート出航して岸壁につけている大型船に横付けして、パイロットが大型船に乗船。

タグボートのタグラインを取り、大型船を真横から押してその間に大型船がロープを外す。

⓸ 大型船をタグラインで引っ張り出航させる。

⓹ ある程度引き出して、大型船が自力で出航できるようになったら、タグラインを外す。

パイロットを大型船からタグボートに乗船してもらい帰港。

タグボートの基地でパイロット下船。

まとめ

上記がハーバータグボートの基本的な作業内容と基本的な流れになります。

しかし港によってはパイロットの乗下船を専門で行う、パイロットボート🚤がある所や、船のエスコートを専門で行うタグボートがある港など仕事内容に多少の違いはありますのでご了承ください。

今回も読んで頂きありがとうございます!